17音で美術館 レッツ575

愛媛県美術館では、作品を鑑賞して、俳句を詠む「美術館吟行」の楽しさを伝えています。

展覧会で出合った作品から俳句を詠むことは、作品をじっくりみることにつながり、自分以外の方が詠んだ俳句からは、作品の違った見方を発見することができます。

作品をより深く味わうことができる「美術館吟行」を始めてみませんか。

左:あひる田ガァ 右:ねこ山ニャ

ねこ山ニャとアヒル田ガァの俳句で味わう美術作品

!

コレクション展のお題作品をじっくり鑑賞し、
俳句を詠み、投句フォームから投稿しよう。
みなさんの投句をねこ山ニャも楽しみにしているよ!
下にある「作品1」「作品2」がお題です。

展覧会
コレクション・ハイライト
会期
2026年1月27日(火)~2026年4月19日(日)

作品1

重信文雄《あかげら》昭和15(1940)年

作品2

柳瀬正夢《俺達は一緒にはいられぬ》昭和5(1930)年


作品1

重信文雄《あかげら》昭和15(1940)年

めゐ

真っ青に上る白樺逆さの日

めゐ

けけけけけ山で響かすキツツキ君

作品2

柳瀬正夢《俺達は一緒にはいられぬ》昭和5(1930)年

めゐ

友達がふうっと飛んでく隙間風

前回のコレクション展で
投句いただいた俳句から
ねこ山ニャが気になった俳句を
コメント付きで紹介します。

コメントに共感したら
「わかる!」
ボタンを押してください。

*ねこ山ニャのコメントは
北海道大学調和系工学研究室で
開発された「AI一茶くん」
によるものです。

イラスト:阿久根市で、もうひとつの働き方を。

畦地梅太郎《ものの気配》1975年

ヒロ

暗闇へさわさわ開く天の川

暗闇に浮かぶ星々が揺れるように広がり、天の川が現れる瞬間を描くニャ。擬態語「さわさわ」が静かニャ生命感を映し、季語が夜の透明感を引き立てるニャ。

めゐ

月夜なり皆口々に呟いた

月夜の下、呟き合う様子が、絵の中の無表情ニャ顔に動きを与えるニャ。「口々に呟いた」が親密さを添え、句全体を神秘的にまとめているニャ。

ちゃるちゃん

鳴き声に一瞬止まる虫の声

「鳴き声に一瞬止まる」という表現が、動と静を鮮やかに対比するニャ。秋の虫の声が静けさを強調し、絵の夜空と深い響きを交えているニャ。

うなぎ

もののけを照らす月ガラガラと鳴る

「ガラガラ」の音で独特のリズムが生まれるニャ、もののけを照らす月光が情景に奥行きを与えるニャ。絵の幻想的世界観と鮮やかに連動する一句ニャ。

岡本唯楓

太陽は百年笑う曼珠沙華

曼珠沙華の赤が口元と重ニャり壮麗ニャ。「百年笑う」が永続の美と生命力を際立たせますニャ。咲き揃う彼岸花の輝きが秋空に印象深いですニャ。

直宏磐井

四つ足もきらきらとまる星月夜

月と星が輝く下で、猫がそっと佇む幻想的ニャ情景ニャ。「四つ足」が日常性、「星月夜」が物語性を添え、この句独自の美しさを映し出したニャ。

べんけい

暗闇でがやがや笑う秋の雷

暗闇に響くがやがやとした笑い声と雷鳴の音が、静と動をリズミカルに描写しているニャ。絵の背景と調和し、賑わいと自然の力強さを結びつけているニャ。

犀文

ひげづらがさわさわ集う月見酒

「ひげづら」や「さわさわ」が賑やかニャ集まりを描写ニャ。秋の月夜に月見酒を楽しむ情景が浮かぶニャ。絵のキャラクターたちとの調和も見事ニャ。

真鍋博《電気『2001年の日本』朝日新聞社》1969(昭和44)年

めゐ

ユートピア夜までお昼寝気持ちいいな

理想郷での昼寝が幸福感を誘う一句ですニャ。「気持ちいいな」が穏やかニャ余韻を生みますニャ。絵の芝生の光景が句と響き合い、安息の魅力を広げているニャ。

オブヌヌ

太陽がやがやゆれる秋の朝

軽やかニャ「がやがや」「ゆれる」のリズムが賑やかニャ朝を鮮明に描くニャ。この句と、描かれている「SUN」やアウトドアの賑わいが響き合い、秋の空気が広がるニャ。

公司

実むらさき未来日記へ黄の栞

絵の未来志向と日常的ニャ風景が「未来日記」と重なる句ニャ。「実むらさき」が描く秋の自然は、未来への夢と希望を穏やかに照らし出しますニャ。

たかみたかみ

万博もミライも創る天高し

万博会場の未来的な建築群と「天高し」の秋空が重なり、絵の遠景が句に鮮明さを与えるニャ。「天高し」は澄み切った空気感を描き、壮大な可能性を力強く支えているニャ。現代性と詩情が共存する未来志向の一句ニャ。

犀文

缶詰がふしぎと歌う文化の日

缶詰の描写が印象深い句ニャ。絵と響き合い、文化の日に人工的ニャ日常が詩的で鮮やかニャ情景に昇華している様子を想像させるニャ。

植物縁

カラフルな発想力夢をみる

絵のカラフルニャ空間と響き合う俳句ですニャ。発想力と夢をみる心が視覚的に浮かび、遊び心と創造性が鮮やかに表現された一句と言えますニャ。

未記入

モノクロでしだいにかおる月見酒

「月見酒」は秋の趣を伝えるニャ。「モノクロで」が酒の香りや月光を際立たせ、静寂ニャ夜の美しさを詠み込んだ一句ニャ。

岩もち

カプセルの中にはいらない秋の雨

カプセルの閉鎖性と秋の雨の広がりが響き合う句ニャ。「はいらない」の否定が特徴的ニャ余韻を生むニャ。絵の容器が俳句と共鳴し、孤独感を鮮烈に描くニャ。

桜井かえで

マニキュアや百人くれる天の川

天の川の壮大ニャ広がりとマニキュアの華やかさが響き合う句ニャ。季語が日常を宇宙へと昇華させ、絵の洗練美を深く補完するニャ。

ノリゾ

ロボットとゆったり踊る秋祭り

「ロボット」と「秋祭り」の調和が新鮮ですニャ。伝統行事に溶け込むロボットの踊りが温かみを添え、絵のモダンニャ要素と響き合いますニャ。


ワークシート
「言葉をつなげて俳句を作ろう!」

ワークシート

俳句は難しい!という方には、誰もが簡単に俳句がつくれるワークシートをコレクション展会場で配布しています。

ワークシートには作品にちなんだ5音(4音+1音)+7音(4音+3音)+5音(季語)の例を記載しています。
作品をじっくりみて好きな言葉を選び、つなげるだけで簡単に俳句ができます。

吟行セット

吟行セット

杉浦非水の図案のサコッシュに俳句手帖、鉛筆をセットした吟行セット(1,650円税込)をミュージアムショップで販売しています。

美術館吟行の取組みについて
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