本展は、高度成長期の東京に生まれ育ち、1988年以降は愛媛県宇和島市を拠点に制作する大竹伸朗の軌跡を7つのテーマ──「自/他」「記憶」「時間」「移行」「夢/網膜」「層」「音」──に基づいて読み解く回顧展です。 大竹伸朗(1955- )は、分野を限定することなく多彩に活動を展開し、二大国際展であるドクメンタ(2012年)とヴェネチア・ビエンナーレ(2013年)に参加するなど、現代日本を代表するアーティストとして海外でも高く評価されています。消費され、忘却されてゆくようなあらゆる「もの」に着目し、半世紀近くにわたり独創性に溢れる作品を手掛けてきました。その膨大な数の作品の中には《ニューシャネル》や《宇和島駅》を始め、宇和島ゆかりの作品も数多くみられます。 今回、ライフワークである70冊を超える《スクラップブック》や記念碑的な立体大型作品を含む、選び抜かれたおよそ500点にも及ぶ作品を、敢えて時系列から切り離し、その作品世界に没入できるよう再構築してご紹介します。大竹伸朗が、その半生をかけて見つめてきた情景を、作品を通して追体験していただければ幸いです。 開館25周年を迎える愛媛県美術館を会場に、初の地元開催となる本展では、宇和島市、そして道後温泉本館(松山市)と連携した特別展示も実施します。
主 催: | 愛媛県美術館、東京国立近代美術館 |
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特別協力: | TAKE NINAGAWA、宇和島市、松山市、未来へつなぐ道後まちづくり実行委員会 |
協 賛: | 株式会社ベネッセホールディングス、公益財団法人 福武財団 |
愛媛展協賛: | 愛媛銀行、道後温泉旅館協同組合、株式会社サンメディカル
NINO INC.、有限会社スタジオ広遊、藤田産業株式会社、TMトミオカ株式会社、 株式会社ア・ファクトリー、道後商店街振興組合 |
2023年5月3日(水・祝)~2023年7月2日(日)
月曜日 ※ただし、6月5日(月)は開館し、6月6日(火)は休館
9時40分~18時(入場は17時30分まで)
観覧料 | 個人料金 | 団体料金 |
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一 般 | 1,500円 | 1,300円 |
高大生 | 900円 | 700円 |
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料です。
※満65歳以上の方は、当日一般料金から100円引きとなります。年齢の分かるものをご提示ください。
※団体料金は20名以上で適用されます。
※本券でコレクション展をご観覧いただけます。
※本展会期中の、パフィオうわじま内「大竹文庫」オリジナルスタンプを押したブックリスト、
道後温泉本館の「熱景/NETSU-KEI」コラボレーション入浴券の半券をお持ちの方は、団体料金で入場可。